射道八節(掲載時期:2021年4月)
ずいぶん前の出来事ですが、高校~大学の7年間、いわば青春時代に時間を費やして熱中したクラブ活動が弓道でした。その頃に学んだことが懐かしく思い出されます。
全日本弓道連盟のホームページに、射法としての“射道八節”が記載されています。
1.足踏み(あしぶみ) →足を開き、正しい姿勢を作る
2.胴造り(どうづくり)→弓を左膝に置き、右手は右の腰にとる
3.弓構え(ゆがまえ) →右手を弦にかけ、左手(手の内)を整えてから的を見る
4.打越し(うちおこし)→弓構えの位置から、静かに両拳を同じ高さに持ち上げる
5.引分け(ひきわけ) →打越した弓を左右均等に引分ける
6.会(かい) →引分けが完成し、心身が一つになり、発射のタイミングが熟すのを待つ
7.離れ(はなれ) →胸郭(きょうかく)を大きく開いて、矢を放つ
8.残心(ざんしん) →射の総決算、矢が離れた時の姿勢をしばらく保つ
これらは、射術の基本ルールですが、行動を起こす際の心身の整え方、呼吸のタイミングなど日常生活においても応用できるものと感じます。
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